ついに新しい機体がやってきた。
敢えてここでは船艇ではなく機体ということにした。
同時に全く新しいカテゴリーのエンジンが搭載される事になった
最新鋭の心臓と最新鋭の体を持ったバスボートとなる


このレポートは入荷したばかりのチャンピオンボート社の206のリギングを
私自らが、身をもって体験した真実のストーリーである

元々バスボート=チャンピオン社という環境で少年〜青年時代を
過ごしてきた私にとって特別なバスボートがチャンピオンである
ちょうど高校生の時に真っ黒なチャンピオンボートに憧れた

そして人生初めてのバスボートも黒のチャンピオン
そして10年ぶりに復活した時も真っ黒なチャンピオン
1999年式191のダブルコンソールを今年ついに手放して
最新鋭の機体をついに用意することにした



実は機体はチャンピオンボート社以外には候補が有った
それはもっとも北米で売れているTRITON社でもあった
木材を一切使わない作りと流体力学を取り入れて空力面でも
今までのバスボートと一線を引くボディーにこころは揺れた

でも私にはどうしてもチャンピオンボート以外には考えられなかった
でも居住性や収納性は他社とは比べものに成らないほど悪い
でもびわ湖が一度荒れ始めると、想像を絶する波が生み出される
だからこそラフウォーターに強いバスボートとして君臨しており
圧倒的な走破性を持つのがこのチャンピオンボートなのである


そんなチャンピオンボート社も景気には勝てずに数年前に
倒産という危機的状況を迎えることになってしまった
しかしストラトスをはじめとするジェンマーグループの傘下に
吸収されることでその血筋は絶えることが無く存続できた


そして新しい環境での新生チャンピオンボートにはジェンマーグループの
最新鋭の技術が惜しみなく投入されて生まれ変わった
それは圧倒的な走破性のハルにストラトス譲りのパーツ。

その新生チャンピオンボートでもエリートと呼ばれるシリーズには
市販されているバスボートの中でも最高の技術が投入された。
その中でも特に2004年モデル以降のモデル206には
最広95インチのワイドビーム、非常に多いストレージ
そして高馬力対応のトランサム・・・・・

新しい機体の心臓部にはマーキュリー社の最新型エンジン
VERADO275馬力を搭載することになった
スーパーチャージャー搭載の4ストロークエンジンである

しかし北米でもチャンピオンボートにこのエンジンを搭載した
事例は決して多くないことも事実であるが搭載は可能である
という事実だけで先行することになった


はたして一体どうなるのか?

それではレポート本文へどーぞ