206リギング レポート
今回リギングを始めるにまずは信頼できるショップとの
スペックなど、打ち合わせがかなり必要でもありその結果
びわ湖の凄腕メカニック集団でもあるヴァイタルスピリット社へ
206のリギングをお願いすることになった。
上書きしておりますのでスタートからごらんに成りたい方は
お手数ですが最下部から閲覧くださいませ
206インプレッション
まず新生チャンピオンの最大の変更点である
燃料タンクの位置変更の影響がかなり大きいです。
従来トランサム前部にありましたがシート下へ移動しました。
このお陰で静止時姿勢がものすごく後ろ下がりだったものが
本当に改善されているのが体感できます。
現状のバスボート最大幅(05年10月現在)の恩恵もかなりあります。
デッキスペースが本当に広く、これ広すぎ!なんてお声を聞きます。
私の使用が三人でお楽しみフィッシングなので最高速よりも
立ち上がりやレスポンス向上などの日常操船のクオリティーを
UPすることをメインにプロップの設定を依頼実施しました。
VERADOですが本当に静かです。
アイドリング状態で前後進しているときなどはエンジンが
掛かっているかどうかも目視しないと判らない程静かです。
リギングをお願いしたヴァイタルスピリッツさんの企業秘密なので
実際のエンジンハイトやプロップデータは割愛してますが
きっちり6400rpm回しきるというコンセプトで設定した
ということもありガス満タン+3人フルタックルでも
わずか3秒ほどでプレーニング完了します。
スパーチャージャーの恩恵がここで最大限に発揮されて
一瞬で立ち上がりを実現できております。
そのままアクセルを踏み込むのと同時にトリムをUPしていくと
6100rpmで117km/時に一気に到達します。
たぶん一人乗り+ガス適度なら更に最高速UPしそーです。
試しに最高速からアクセルを抜いて180度ターンを
試みましたが本当に強烈に曲がります!
コレにはマジでビビリました。
また最高速状態ではチャンピオン独特の左右へのロールも
限りなくゼロ状態で静止したような感じで前に進みます。
それで肝心の燃費ですが三人乗りで以下の行程
リブレ→沖の島→リブレ→浜大津→膳所→リブレ
これで約60L程度ですのでかなり良いと思います。
従来のチャンピオンを改良されたのは間違いない事実で
ネガティブ面がほとんど感じられない仕上がりとなりました。
船体とエンジンの製造メーカーが別々ということもあり
本当に今回はセッティングという、いわば最終調整を
お願いしたヴァイタルのスタッフさんの力量には脱帽です。
ぜひ今のボートセッティングを見直すにはやはりノウハウが
大切であると改めて痛感させていただきました。
リギングにご協力いただきました方々にこの場を
お借りしまして御礼申し上げます〜。
SPECIAL THANKS
ホームページはこちら
リギングレポート18日目
<電話でのレポート取材による>
数日前までの実走行を行った結果方向性が見えてきたと
いうことでそろそろプロップ仕様を確定する作業にはいったらしい。
最高速は落ちるがピックアップの良さを引き出せるのが私の
希望と言うこともあり最終的なとあるピッチに決定したようである。
これは「最高回転数6400rpm」をきっちり回しきれる
セッティングであり立ち上がりの良さと中間加速をKEEP
出来るような仕様にしあがったらしい。
あまりに走りすぎてガス欠に成るアクシデントのおまけ付き。
いよいよ週末にほぼ完成に近づいた206に再度乗り込める。
残りは追加メーターとアシスト付きエレキのみの予定。
走行インプレはまた後日
リギングレポート15日目
<電話でのレポート取材による>
今日から実走に関したセッティングが始まった
やはり新しいエンジンと船体ということで基本的に
設定する組み合わせとしてプロップとエンジンハイトである。
試走の二日間は手元にあるプロップを装着したのであるが
コレが立ち上がりにキャビテーションを発生しており
最高回転数6400から推測すると役不足ということが判った。
そこでリブレのメンバーさん(もちろんチャンピオンオーナー)から
取っ替え引っ替えプロップをお借りしてのテストが始まった。
その結果方向性としては有る程度見えて来たらしい・・・。
エンジンのハイトを今の位置からいろいろ上げ下げする
プロップは三枚羽根にて最高回転数に合わせピッチを選定する
という緻密な走行→陸揚げ→換装→降ろす→走行を
延々と繰り返しながら煮詰めていく地味な作業である。
結果から言うと115km(GPS)を出したデータが非常に
フィーリングがよく80点ぐらいではないかという結果だった。
そこでこのデータを元に絞り込んだ二種類のプロップを
後日テストして最終仕様を決定することになりました。
最高回転数6400rpmがきっちり回しきれるのがBESTである。
現状:6100rpm 115km/時(71.8マイル)
リギングレポート13日目
ますます本来乗れる予定日から送れており遂にメーカーさんが
わざわざびわ湖のファクトリーまでお越しになるとの連絡が
ありこれまたワクワク気分でファクトリーへ進入した。
最大の問題点はエンジンが全く掛かるぞぶりが無いこと。
しかしヴァイタルの凄腕メカニックさん達があの手この手で
やっていただいた結果遂に掛かりましたよエンジンが!
しかしなかなか強烈な排気音です!
しかしここからまたもやアクシデントが発生してしまうのである
一体どー成ってしまうのか?
まずはエンジンが急に止まってしまう。
そこで燃料系を順番に点検することになった。
するとウォーターセパレーターというガソリンに水が混入している
場合にこれを分離する構造の部品内に大量の水が・・・。
この茶色のが水でその上にガソリンが乗っています。
おいおいという我々を尻目にインジェクターの方にもかなり
水がというか水だけが回っている状況。
そこでこれらをすべて水抜きして湖上へ浮かべるところまで来た。
シートを付けるといきなりバスボっぽくなってきました。
おのシートが結構堅いのであるが座り心地は良いです。
ということで遂に浮かべるところまで来ました。
しかしやはり燃料タンク自体にかなり水が入って居るようで
走行するとすぐに警告灯が点灯してしまう有様。
これを何回か繰り返しながらとりあえず走行できるところまでは来た。
タンクの水は一度全部ガスを抜いてからの対策をする予定。
プロップはその辺にあった4枚の26Pを付けたのであるが
コレがイマイチでしてエンジン系の課題として残った。
エレキもつきましてかなりそれっぽく成ってきました。
あとはタンクの水とプロップだけかな・・・。
あとはヴァイタルさんにお任せの予定。
リギングレポート13日目
かなり本来乗れる予定日から送れており遂に最終目処が
たってきましたのでレポートです。
実はレポート8日目から細かい打ち合わせが電話で
都度都度ヴァイタルのスタッフさんと実行されており
魚探の設置に関するマイナートラブルやVERADO特有の
ネットワークを利用したGPSアンテナの割り込ましのテスト等
様々なTRY&エラーが発生しておりました。
またボートカバーもVERADO用に新調されました。
エレキは最終的にオーダーしていた予定のMINNKOTA
マクサムプロというアシスト付きが手違いで納期掛かるとの
事でしたのでヴァイタルさんが気を遣っていただきまして
新品の普通のマクサムを装着していただけました。
正規の品物が入荷次第交換していただけるとのことです。
この辺の対応はさすがにヴァイタルさんと思わせる物でした。
ということでいよいよとある部品が到着すれば完成という
最終的な状態までなんとかやってきました。
リギングレポート7日目
この日は本来乗れる予定日だったがいろいろな手違いで
何もすることが無くなった・・・・。
そこで息子とせっかくエンジンが載ったなら見に行こうと
言うことになり岡山〜びわ湖の通勤路を行くことにした。
リアストレージはこんな感じです。
手前に見えるのがVERADO専用バッテリー
上に見えているのがパワーステアリングのポンプユニット
普通の船ならこの時点でユニットを搭載するスペースが
用意できる可能性はかなり低い。
ようやくエンジンが搭載されましてかなりそれっぽくなってきました。
早速エンジンに雷オヤジ専用ステッカーを貼ってきました。
少し見難いですが3インチのマニュアルジャックを付けました。
チャンピオンに重いエンジンを搭載する場合はこのような
マニアックなジャックプレートを使用するのがベターらしいです。
コンソール回りの様子はこんな感じです。
ハンドル正面の白いカバーが掛かっているのは
集中モニターシステム「スマートクラフト」です。
全エンジン&船艇データがここに表示されます。
あとは長年打ち込んだHONDEXのGPS:HE6722
ローランスカラーGPS魚探:LCX−25Cです。
シートもフットアクセルの位置決めするために借り置き。
見た目がなかなかそれっぽくなってきましたわ。
このモデルからシートの下に燃料タンクが移設されまして
チャンピオンの特徴でもありネックだった重量配分が
大きく変化しVERADOの様な重量級エンジンの
搭載が可能となってきたらしいです。
ついでにロッドストラップも位置決めしてきました。
これは結構こだわった位置にしてきました。
なんせこのモデルから船が大きくなったのでゲストのロッドを
ストレージに収納してその分デッキを釣りの時に広くKEEP
しておきたいと思いましてストラップは右側のみにしました。
ちなみに左のフロントにあるロッドストレージはざくっと
見た感じ12本ほど収納するスペースがあります。
さていよいよそれっぽくなって来ました。
完成も間近になってきました!
リギングレポート6日目
この日も夕方ヴァイタルさんからお電話・・・。
手違い発生により納期未定だったエレキ。
届くまで代替え品を用意してくれることになりました
オーダーしたのは最新型のMINNKOTAマクサムPRO。
届いたのは普通のMINNKOTAマクサム。
何が違うかというとPROモデルにはエレキの上げ下げ
作業をヘルプする油圧ダンパーが装着されているのである。
詳しくは後日またレポートします。
リギングレポート5日目
この日夕方にヴァイタルさんからお電話・・・。
内容は結構笑える物であった。
エンジンを掛けようとしたんですが掛からないとのこと。
その原因は信じられないものであった(爆)
実はVERADOは本国では2004年からすでに発売
されておりましたが日本では2005年7月からの発売。
私のエンジンは刻印を見ると2005/AUGとなっている。
つまり今年の8月製造のエンジンである。
このVERADOはALL電子制御なのでいろいろなユニットが
あちこちに装着されているのであるがこの年式という
くせ者が悪さをしていたらしい。
というのは送ってきたワイヤーハーネスが04年用であり
一部実はマイナーチェンジしているみたいである。
だから一部のブラックボックスが04年用。
製造元の日本支部曰く「いけると思ったんですが・・・」
おいおい思ったって予測じゃだめでしょ(爆)。
リギングレポート4日目
この日からはヴァイタルさん単独での作業。
<そのために詳細内容&映像はありません>
でも電話での取材結果を敢行!
専用のマニュアルジャック3インチを装着。
装着にアタリ@@@を特別に製作し同時に装着
そしてエンジンをフォークリフトでつり下げて無事に搭載完了
このままいけば週末には乗れることが判明!
しかし大問題発生!エレキがヴァイタル社ではなく某社の
手違いから納期が更に2ヶ月かかるかもという連絡有り。
42インチなら有るのですがといわれてもこの船に
42インチシャフトはペラが常時水面直下で使えない
という予測があり現在代替え品の手配中らしい。
リギングレポート3日目
いよいよ届いた心臓を梱包から出すことになりました。
しかしこれが実は結構やっかいみたいです。
というのは重量が288kgもあるから通常の梱包ではなく
段ボールのでっかい棺桶みたいな箱の中に木枠で
がんじがらめにされておりました。
梱包バラし前
段ボールを開けて木枠をぜーんぶ外して見ると
ようやくご対面〜ってな感じです。
しかし頭でっかちエンジンっすね〜。
なんかモスラって状態です。
さすが最新モデルという感じです。
しかもピカピカです・・・。
でも撮影時にこれ倒れたら死ぬな!と思うぐらい
威圧感バリバリの状態でした。
それでいざエンジンを吊って室内にて立てようとしたのですが
通常エンジンよりもシリンダー部が直列6気筒なので長い・・・。
三度ほどチャレンジしたのですが結局断念。
その後はバッテリートレーの加工やら配線関係を更に
設置したりとやることだらけのリギング。
しかし一時は配線だらけのFRP粉まみれ・・・。
どーなってしまうのか〜?状態でした。
夕方三時ぐらいにはなんとか配線処理も終わり
なんとなくできあがって来ましたが三日目はここでおしまい。
残りはヴァイタルのスタッフさんにお任せで一路自宅へ向かいました。
しかいホントにヴァイタルのスタッフさんの丁寧さには関心
させられましたという事とむちゃくちゃ筋肉痛になった三日間でした。
リギングレポート2日目
まず昨日は配線関係を通しただけなのでその配線の接続
およびメーターやシフトのリモコンなどを装着するために
あちこちにベルト駆動の工具やドリルを使い穴開け。
しかしFRPの粉が大量に発生してホント大変でした。
あまりに大変だったので写真を取る気力も無くなくブログ
更新映像を取るだけで精一杯であった・・・。
しかしメーターが最新のスマートクラフトという
集中式のためにこれだけしか付きません・・・。
なんとなく寂しい感じですね。
リギングレポート1日目
まず始めたのは元々付いている部品を取り外すことから始まった。
それは最新鋭のエンジンの為にすべてワイヤー関係が
ALL電気制御でコントロールされるので既設の配線や
ケーブルをいったんすべて外すことからやる必要があった。
しかし手違いで一番肝心なリアストレージが鍵開けられない
ハプニングが発生している状態。
たまたま居合わせたチャンピオンオーナーの方に
お借りした全然別の鍵をガチャガチャしていると
なんと開くではでは無いですか!
嬉しいやら悲しいやら複雑な心境でスタートしました
しかしこれがかなりやっかいな肉体労働であった。
というのは最新の船はいろいろな構造が複雑に組み合わさって
いるので非常に手が入らない部分が多いのである。
そんな所に配線やケーブル、ホース関係が通してあるので
作業性が本当に最悪なレベルなのである。
今回は既存の油圧ステアリング、ワイヤーハーネスを
取り外すだけの作業に4時間ほど費やした。
その後新しいワイヤーハーネスやケーブル関係を通す
作業をやっただけで初日は終了した。
前途多難の206