衝撃サンダー劇場

記念すべきBATNET2007開幕戦優勝
お待たせしました
がんばって更新しました。

それでは本文どーぞ!











10月14日

プラでは痛恨のノーフィッシュで完全に見失った状態であった。
午前中は試しの意味を含めてあちこち移動してもノーフィッシュ。
そこで本番予定のエリアに手を出すことに・・・。
でも確実に取れる場所でもバイトも無い状態で撃沈し釣れねー山脈。
午後三時を回り最後のエリアへ移動していた。

そこでふと気になるエリアが思いついて早速移動開始

水深2m前後のWEEDエリア
本来この時期ではあまり美味しくない場所でもあり
誰も浮いていない事実がそれの証拠

見た感じは水は透明度があるようにも見えた。
そこで少しだけやってみたところゲストが2本GET
一本は小さいながらもナイスコンディションのキーパー
完全に見失った私にはここしかないか!というような光が少し見えた。
ルアーは最近好調なゲーリージャンボバズ

その数時間後、某食事処で緊急ミーティングが開催
そこで私の耳に飛び込んできたのは私のメイン予定のエリア
数時間前の釣果の一部が・・・。
実は私の立ち寄った直前に入った方がきっちり抜かれたようでして
逆にそのエリアのポテンシャル確認が取れたことにより
地獄の底へ光が数本差し込んできました。

明日は朝一に勝負してみよう!
車で30分の自宅には帰らずにホテルハイエース開店
急遽車泊でプランを立てる事にしました。
しかし実際にはバタンキューーであった。


10月15日
なぜか4:30に目が覚めた。
驚くほどすっきりと目が覚めたので早めに歯磨きなどを
済ませ準備に取り掛かる・・・。
朝から驚くほどタックル準備が進み何か起こるのでは?
なんて周りに冗談も出ているお気軽モード
<この時点では勝てるなんてまったく思って無い>

さて8時過ぎにいよいよBATNET開幕戦がスタート
6番スタートということとNEWエンジンのパワーにものを言わせて
一直線に目的のエリアに向かって爆走した。

第一エリアは通称五号フラットと呼ばれるエリアの一角。
最近は雷フラットとも呼ばれ始めているいつものエリア
水深3m〜2m前後にWEEDが気持ちよさそうに生えている。
まずは予定通りにゲーリージャンボバズで開始。
先週と同じようにWEEDの塊の上を通してくる。
ところどころまばらなところはサンダーシャッド506を通す。

一時間ほどやったところでWEEDに投げたサンダーに
ほんの一瞬だがデカイ奴がバイトしてきた。
あまりの事でフッキングまでにはいたらなかったが
そろそろサンダーか?!という気は少ししてきた。

その後ゲーリージャンボバズをしつこくやっていると
本日の一本目がHIT。1kg前後のナイスキーパー。
徐々にエリアを拡大しながらゲーリージャンボバズで流すが
出るのであるがフッキングまで行かない・・・。

それで天気が非常に良いので少しDEEPかな?とエリアを
300mほど移動し少しだけ深めをやってみた。
ここはもちろんサンダーシャッド506。
浮かせて食わすことができる数少ないクランクでもあり
天気が良い→下からは見えやすいだろうと推測し
とにかくスローに引く事に注意した。
このサンダーはキャスト距離=潜行深度でもあるので
フルキャストすることをかなり意識してみた。

開始10分ほどでいきなり重たくなった瞬間
一気にロッドに重量が乗った。

サンダー専用に開発したFITTER−G1010が
満月のようにしなる。
でももともと3kgOVERをターゲットとしたロッドということもあり
ウインチのように巻き取りそのままネットインに成功
楽勝50UPの推定2200gをゲットに成功した。

それを見てノンボーターさんと二人でこのままサンダー劇場
心中しようということになり二人でサンダー爆撃を開始。

私は506→504へローテーションしてみた。
するとこれが大成功であった。

15分後に丁度船の近くで水中からサンダーが
近寄ってきて見え始めた瞬間に後ろから黒い影!
何のためらいも無くバックリ口を空けてくれましたので
リールをほんの一瞬巻くのを止めてみたところ見事にフックON
最初はリアフックのみであったがロッドを立ててフロントフックを口の
横に掛けることに成功したので無理やり寄せて強引にネットイン
今大会ビッグフィッシュとなった2500gであった。

「俺たちもしかして天才ちゃいますの?」

まさしくそんな言葉が口から出る状態であった。
その後2時間ほど粘ったが2kgサイズが数本チェイスした
のは確認できたがバイトにはいたらず午前が終了。

この時点で3本
概略計算で1kg+2kg+2kg=5kg

この時期ではかなり良い結果であるが今日のトーナメントは
百戦錬磨の強者があつまるBATNET。
ここで粘るもよし移動するもよし。

今年のWBSで霞先生に教わった教訓
「時と場合によりリミットメイクは武器となる」
今までいつもゲームメイクは考えた事が無いが今年の9月の
トーナメントで人生二回目のゲームメイクで次につながった事実
今年自分でWBSに行って成長したかな?と判断する機会となった

答えはリミットメイクにTRYしてみようという事。
今までなら延々サンダーで終了時間までやったと思う
でも今は厳しい状況でキーパー一本の価値が高い時期
だったら昨日の4時過ぎにたどり着いたエリアに一目散だった
しかし移動し始めてすぐに風が結構吹いていた。
ポイントに到着すると白波バンバンの荒れ荒れモード
今までの私なら間違いなく即移動だったでしょうね。

でもとりあえず信じてやってみましょう!
必殺技のシーアンカー投入。

周りにアルミさんが浮いておいででしたがさすがに
シーアンカー装着のバスボは流れませんでした

ルアーを504→プロトモデルに変更。
公の場では初公開のプロトモデルです
理由は「俺を使ってくれ!」と霞SPLが言った気がしたから

前日良かったエリア付近でその答えが出来ました
気持ちの良いバイトで4本目がHIT
慎重に寄せて無事にランディング成功
1kgぐらいのナイスキーパー?!であった
予定では500gx2本のはずがうれしい大誤算。
この時点で丁度1:50であった。
帰着を含めてウェイインまで残り30分
最後もう1流しをとエンジンで小移動実施

ここでハプニング発生
エレキが動きません・・・。
しかも急激に風が収まってほぼ無風に・・・。


もちろん船上のエンターテイナーを目指す私は
「エレキ壊れて残り10分!ここで釣ったらドラマっすよ」
とうことでこの時点で一気に二人の緊張の糸が切れましたわ。
エンジンを掛けて少し進んでその惰性をエレキ代わりに使用
そして360度のサンダー攻撃

すると残り7分で待望のバイト!
したからスルスルって泳いで食うのが見えました。
取ればリミットメイクとなる5本目です。
しかしこの時点で私の頭中のメインコンピューターがすでに暴走!
「これですわ〜サンダー劇場のフィナーレっすよ!」
無事にネットインに成功しのこり5分となった。

船上はお祭り騒ぎとなった

サンダー最高ですわ〜劇場でしたね〜
どーですか?最高っすか〜?


最高で〜す〜


湖上にはもちろんガッツポーズの私の雄たけびが響いた
この時点でBATNETが元祖10kgのトーナメントという
金縛りは無くなりやりきった満足げの二人が帰着。

推定7kgでは勝てるほどこのトーナメントは甘くない。
それは過去2年でいやというほど味わった

しかし回りは軒並みLOWウェイト。
もしかして勝てるんちゃうの?
やってはいけないが少し期待度↑。
でもでも本当に釣れていない・・・・。

では検量いっときますか!
ハイテンションのまま検量。しかしいきなり人だかりですわ
周りを見渡すと5本きっちりの方がほとんど見当たらない。
この時点でもしかしたら勝てるんちゃうの。

サンダーで4本 ジャンボバズで1本です
検量の結果7290gであった

私は正直他人の結果を聞きたくなかったので聞かずに
船に戻り後片付けをしていた

そしてしばらくして結果発表!
3位から順に発表となった。
そのウェイトは今の琵琶湖を象徴するかのような結果であった
そして2位が発表された。

念願のBATNETボーター優勝であった
しかもサンダー劇場の独断場の完全優勝!
格闘技で言うところの右ハイキックでTKO勝ちだろう。

昨日のどん底から組み立てなおしてこれたことが
本当に良かったと思えた
口々に今年は釣れない釣れないと囁かれたクランク
しかも得意のサンダーシャッド琵琶湖SPL
完全復活の日は近い!

サンダー劇場の特等席から拝見された
ノンボーターの方がポツリと言われた
今日はエエモン見せてもらいました 
沸いてくるちゅーのはあれだったんですね


そーなんです。
決して使わない人には絶対にわからないあのクランクの魔力
ワームの食わせガ通用しない時期に効果的なサンダーの魔力
そのサンダーシャッドの中でも本能を刺激し「噛み付き口撃」へと突き動かす
サンダーシャッド琵琶湖スペシャルの未知の領域にお一人入門されました。

サンダーシャッド琵琶湖スペシャルはBATNETを勝つために
本国の社長が自ら製作してくれたスペシャルモデルです。

御大リッククランが今なお樹脂製クランクのCMに派手に出ているが
その裏でひそかに使い続けるサンダーシャッドの秘めたる力です。
ぜひ使っていない方は使ってみてください
確かにALLハンドメイドで高価なルアーですが
その見返りは確実に身近なところまで着ております。

最近通常ルートのサンダーシャッドを琵琶湖スペシャル
言って販売されているショップがありますが明らかに
飛距離/仕上げ/泳ぎ/バランス設定/詳細仕様がすべて
通常市販品とまったく別物ですのでその目で見てそして使ってください
パッケージを開けてスイムテストをした時点で魂が宿ります
そして新しいクランクの魔力が開花されます!


水温21.5度 天気:快晴 風:無風→北西→無風


タックルデータ

ロッド:FITTER サンダーシャッドスペシャル G1010
リール:シマノ カルカッタ201DC
ライン:バークレー トライリーン17lb
ルアー:サンダーシャッド 504 506 502

ロッド:グリットデザイン社 バサルト BTC−800XH
リール:シマノ アンタレスLH+社外製パワーハンドル
ライン:バークレー トライリーン25lb
ルアー:ゲーリーヤマモト ジャンボバズ

ロッド:グリットデザイン社 バサルト BTC−800XH
リール:シマノ アンタレスLH+社外製パワーハンドル
ライン:バークレー トライリーン25lb
ルアー:LEADオリジナル ウォーターコブラ

ロッド:グリットデザイン社 バサルト BTC−700H
リール:シマノ カルカッタ201DC
ライン:バークレー バニッシュトランジション17lb
ルアー:OSP タイフーン 黄色